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今回はちょっと重症の心配があるかもしれない人向けのうつ病チェックを紹介しましょう。これはアメリカ精神医学会作成の診断マニュアル「DSM-IV」を基にしています。
ここ最近の2週間の自分を思い返してみてください。
まずは診断の基本となる2項目
基本1 毎日、ほぼ一日中、気分が沈んで憂鬱だ
基本2 毎日、ほぼ一日中、何もしたいと思わないし、何かをしても全く面白くない
次にサブ項目。
サブ1 ダイエットや食事療法などをしてもいないのに体重が1ヶ月の間に5%以上増減した
サブ2 ほとんど毎日食欲が無い、または逆に物凄く食欲がある
サブ3 ほとんど毎日睡眠障害(寝つきが悪い、夜中に目が覚める、朝早く目覚めるなど)がある
サブ4 動作や会話が遅い、又は逆に気分が焦って乱暴な振る舞いや早口になる
サブ5 ほとんど毎日疲れている、または何かをしよう!という気が起きない
サブ6 価値あるものなんてこの世に何も無いと思う
サブ7 集中力が続かず、考えがまとまらない
サブ8 死について何度も考えてしまう、または自殺したいと思う
最後に、補足的な質問です。
補足1 この2週間、気持ちよく活動したり、気分が晴れやかになったことはなかった
補足2 上記のサブ項目の症状があることで、苦しんでいて、仕事や家事に手がつけられないほど辛い
補足3 上記のサブ項目の症状があるが、それは実際の体の病気や薬の副作用からくるものではない
補足4 上記のサブ項目の症状が、愛する人を失った(死別、失恋、引越しなど)後も2ヶ月以上続いている
重症のうつ病の条件は、以下のことを全て満たしていることです。
- 基本項目のどちらかに当てはまる
- サブ項目の5つ以上に当てはまる
- 補足項目の全てに当てはまる
この条件を全部満たす人はなかなかいませんが、もし満たしているとなると、もう本当にかなり進んだうつ病の可能性があります。一刻も早く専門医を受診してください。…っていうか、こんなになる前に周りの人が病院に連れて行ったり、自分自身でカウンセラーのところへ相談に行ったりしてほしいのですがね。
基本項目に当てはまった時点でぜひ誰かに相談してほしいと思います。
一つ注意していただきたいのは、補足1の質問です。毎日気分が重くて憂鬱なのに、その中に少し気分爽快なときがあったら、その場合は「うつ病」とは別の「躁うつ病」という病気である可能性があります。このようなことを性格に判断するためにも、専門医を受診することをお勧めしているのです。
うつ病の患者さんは生真面目で頑固であることが多く、自分から病院に行くことが少ないと思います。だから、近くにいる人にぜひ気を配っていただきたいです。「あなたは一人じゃないんだよ」ということを分からせてあげてください。自分の状態を正しく知り、誰かに気持ちを話すことが、うつ病克服への第一歩です。
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